蘇りのウタ
「男子たちだけで運べるの?」


真琴にそう聞かれて、うなづいた。


「あぁ。おんぶしてやればいいからな」


俺がそう言うと、一瞬和弥が顔を顰めた。


だけど俺はそれに気が付かないフリをして、創吾に乃愛の体を背負わせてもらったのだった。
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