蘇りのウタ
☆☆☆

そこから先は俺が1人で乃愛をおぶって歩いた。


時々創吾が「変わるよ」と声をかけてくれたけれど、断った。


これは俺が決めたことなんだ。


できる限りのこと自分でやらなきゃいけない。


道はどんどん狭くなり、最後にはなくなってしまった。


それでも創吾は足を止めない。


木をよけながらズンズン前へと進んでいく。


目的地がどこなのか、創吾1人がわかっているようだった。
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