蘇りのウタ
「あぁ、終わりだ」


そう言ったのは和希だった。


和希は青ざめた顔に笑顔を浮かべて創吾を見る。


「なぁ、終わったんだよな?」


森の中に響くような大きな声で和希が聞く。


「あぁ。儀式は終わりだ」


創吾の言葉に俺は自然と笑顔になった。
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