身代わりの姫
「私はここの教会を、任されているコラです。
あなたは?」
「サリですわ。
あの………ここに置いていただけませんか?
お手伝いもします、復興のお手伝いもしたいのです。
寄付もさせて下さい」
カバンに手を入れて、手に触れた3枚の紙幣を出して渡した。
「ええ、行くところがないのではありませんか?
寄付は、遠慮なくいただきます。
ここにはもう一人修道女がおります。
一緒に活動してみますか?」
「はい、よろしくお願いします」