身代わりの姫
「お前のしたいことは、王太子妃としてもできる。
友達も作れば良い。
これからは、王太子妃として奉仕活動をすればいい。
俺が病院に行ったことで少しでも元気になった人がいるのなら嬉しいと感じる。
お前がしている病院での読み聞かせや触れ合いも、王太子妃として色んな病院ですれば、色んな人が喜ぶだろう。
そして、そういう活動を広げることもできる」
「広げる活動も……?」
王太子妃としての奉仕活動………考えていなかった。