身代わりの姫


ジルはその日、ずっと私の側にいた。


届けられた食材を受け取るとき


「明日は必ず戻るように、との王からの伝言です。

料理はどうしましょうか?」


「サリが何か作ればよい。では、また明日な」

と、またさっさとドアを閉めて食材も自分で運んでいた。





< 271 / 279 >

この作品をシェア

pagetop