身代わりの姫


最初の攻撃から3日後。

応接室に呼ばれた。




「アリア、王女として、ダリアンと一緒に港に行き、バルテモン国王太子との会談に参加しなさい」

王の言葉に、分かりました、と頭を少し下げてから聞いた。


「それは……いつですか?」


「会談は明日の午後。

意見は言わなくて良い。俺の横にいれば大丈夫」


「はい」


影武者として、今までで1番の大きな仕事なのだろう。






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