公園で王子様を拾いました!
この問題が解決すれば、一緒に働くこともないし、同居をしなくてもいいのだ。


軽トラに乗ろうとする智哉に声をかけた。


「でっち上げたスキャダルも解決するはずなら、もう同居しなくてもいいでしょ。ここで別れよ。」


智哉が怖い顔で睨む。


「バカな事を言うな。問題は解決なんかしてない。この証拠をどう切り札にするか、麻都佳にも考えて貰う。」


無理。


「それに俺は麻都佳の彼氏だろ。簡単に別れてたまるか。ようやく手に入れたのに。」





意味不明です。


智哉とは会ったばかりなのに、前から知ってたような事を確かに言ったが。


分からない。


お昼食べてないし。


智哉は何処へ向かってるのだろうか。


会社とは違う方向へ向かっていた。


智哉が考えている事が分からない。


分かりたくもないけど。


だけどね、何処へ行くのかな説明ぐらいしなさいよ。


智哉といるとイライラする。


智哉が彼氏だなんて、絶対認めたくない。




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