公園で王子様を拾いました!
シャワーを浴びてへ寝室へ行こうとすると、智哉にこっちにおいでと手招きされた。


智哉が提案があると言う。


その提案とは、今のうちに智哉と私が入籍をして夫婦になってしまえば良いのだ。


そうすれば、小澤直人はどうする事も出来なる。


社長になる条件が私と結婚をすることだから。


その前に私が智哉と入籍をすれば、小澤直人は永遠に社長にはなれない。


凄く良い案だけど、智哉と私が入籍。


両親に承諾もせずに。


婚姻届けの用紙の保証人の所には両親の名前が合った。


いつの間に。


真也にはどう話すのだろ。


真也にはずっと、麻都佳は俺の者だと言ってきたから、大丈夫だと言う。


真也には事前に知らせるべきではないのか。


上手く智哉に丸め込まれてるようにも思える。


「俺と結婚するのは嫌なのか。嫌でもするけど。」


結局するんだ。


結婚迄の色んな段階を踏んで、結婚式を挙げたかったな。


後から、いくらでも結婚式をやってやるからというが、そんなに何回も結婚式を挙げたくないです。


「なら、了解と言うことで、今夜が結婚初夜と言うことで、ほら、行くぞ。」


智哉がいきなり私をお姫様だっこした。


この展開の速さは何。


私の気持ちも考えて下さい。


恋愛も初めての私が即結婚、そして、初夜。


そんなに慌てなくても良くないですか。


どんなに抵抗しても、もう、待てないと言われました。


10年も待たされたんだからと。


10年前、私は10才の小学生なんですけど。






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