公園で王子様を拾いました!
頭が痛い。
ここは何処なの。
椅子に縛られていた。
「目を覚ましたみたいね。麻都佳は人を疑う事を知らないお嬢様だから。」
お嬢様じゃないし。
「あれ、どうしてこんなことになってるのとか思わない訳。」
「咲希、そんなにイラつくな。お姫様が泣きそうだぞ。」
泣いてなんかいない。
目の前にいる咲希が別人に見えたことに驚いただけ。
「俺の大切な婚約者になるわけだから、丁寧に扱わないと駄目だろ。」
はぁ。
あんたなんかと結婚するか。
怒鳴りたいのを必死に我慢した。
こんな縄は直ぐにほどけそうだし、小沢直人が近づこうものなら、蹴りあげて叩きのめす事は多分出来ると思うけど。
早く助けに来てよ。
小澤直人が近づいてきた。
「麻都佳が悪いんだからね。私の大切なものを取り上げたから。」
咲希の大切なものを。
「私は智哉がずっと好きだったのに、麻都佳はが意地悪をしたから、許せなかった。」
咲希の勝手な思い込みで、逆恨みされても困る。
だから、麻都佳ちに復讐することにした。
咲希はそう言うと部屋から出て行く。
「お姫様を助けなきゃね。」
離せ!
暴れてやる。
小澤直人に担がれたまま、暴れた。
何処へ連れていくのよ。
隣の部屋には直人の父親がいて。
私はベットに放りなげられた。
全てがこれで上手く行くと、小澤親子が笑う。
絶対、そうはさせい。
智哉は何処にいるのよ。
ここは何処なの。
椅子に縛られていた。
「目を覚ましたみたいね。麻都佳は人を疑う事を知らないお嬢様だから。」
お嬢様じゃないし。
「あれ、どうしてこんなことになってるのとか思わない訳。」
「咲希、そんなにイラつくな。お姫様が泣きそうだぞ。」
泣いてなんかいない。
目の前にいる咲希が別人に見えたことに驚いただけ。
「俺の大切な婚約者になるわけだから、丁寧に扱わないと駄目だろ。」
はぁ。
あんたなんかと結婚するか。
怒鳴りたいのを必死に我慢した。
こんな縄は直ぐにほどけそうだし、小沢直人が近づこうものなら、蹴りあげて叩きのめす事は多分出来ると思うけど。
早く助けに来てよ。
小澤直人が近づいてきた。
「麻都佳が悪いんだからね。私の大切なものを取り上げたから。」
咲希の大切なものを。
「私は智哉がずっと好きだったのに、麻都佳はが意地悪をしたから、許せなかった。」
咲希の勝手な思い込みで、逆恨みされても困る。
だから、麻都佳ちに復讐することにした。
咲希はそう言うと部屋から出て行く。
「お姫様を助けなきゃね。」
離せ!
暴れてやる。
小澤直人に担がれたまま、暴れた。
何処へ連れていくのよ。
隣の部屋には直人の父親がいて。
私はベットに放りなげられた。
全てがこれで上手く行くと、小澤親子が笑う。
絶対、そうはさせい。
智哉は何処にいるのよ。