彼女の恋人は彼女
ユカがフロアに戻ると優が叫んだ。
「遅せぇよ!早く行くぞ」「ごめん。今日は止めとくわ」
「はぁ?」
優はユカの肩を掴んで耳元で話し始めた。
「アヤの友達でおまえ目当ての子がいるんだって!」「悪いけど、さっきの子が大勢でカラオケ苦手だって言うからさ…」
「なんだ、さっきの女と良い感じなのかよ。じゃあ仕方ねぇな、がんばれよ」
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