彼女の恋人は彼女
夏美は明らかに病気だった。
精神安定剤を含む数種類の薬を常に飲んでいた。

ユカが
「自分が夏美の安定剤になるから」と泣きながら言った時、夏美は何も言わずにユカを抱きしめて30分程してから
「こうしてると安心するの」と言った。
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