冷愛冷涙-Reiai Reirui-
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「………はぁ…」
疲れた……。
家に帰ると、疲労感がドッと現れる。
ロフトに上がるのもしんどくて、ソファに寝転がる。
「お前、パンツ見えてる」
冷が、私のスカートの裾をグッと引っ張って直してくれた。
「ありがと」
「あのなぁ。俺とお前は他人なんだよ。兄妹じゃねーんだよ。気をつけろバカ」
……そうだった。
「1ヶ月以上一緒に暮らしてるから、だんだん意識薄れてきちゃった。今度から気を付ける」
いつまで一緒に暮らせるかわかんないんだけどね。
いつ、体調崩して入院することになるかわかんないし。