冷愛冷涙-Reiai Reirui-
「………起きてたのかよ」
「……うん」
あんだけ大きな音たてたら起きるに決まってるじゃん、という突っ込みも言えなかった。
喉で言葉が引っ掛かってる。
お水を飲んだからといって、言葉のつっかえが取れるわけじゃないのに、お水をゴクゴクと飲む。
「俺も水」
冷が手を伸ばしてお水を要求する。
「あ…うん……」
まだ暗い家。
お水を注ぐ音だけが聞こえる空間。
「……はい、お水…」
お水を注いだコップを冷に渡す。
「………」
〝倖さんといたの?〟
そう聞きたかったけど、絶対聞けなかった。
触れない方がいい気がした。
「……うん」
あんだけ大きな音たてたら起きるに決まってるじゃん、という突っ込みも言えなかった。
喉で言葉が引っ掛かってる。
お水を飲んだからといって、言葉のつっかえが取れるわけじゃないのに、お水をゴクゴクと飲む。
「俺も水」
冷が手を伸ばしてお水を要求する。
「あ…うん……」
まだ暗い家。
お水を注ぐ音だけが聞こえる空間。
「……はい、お水…」
お水を注いだコップを冷に渡す。
「………」
〝倖さんといたの?〟
そう聞きたかったけど、絶対聞けなかった。
触れない方がいい気がした。