冷愛冷涙-Reiai Reirui-
「そんなに嫌だったのか……?」


首を、どちらに振ることもできなかった。


涙を止めたいのに、止まらない。


「じゃあ何でだよ…」


蒼汰は、傷ついてる。


最悪な誕生日にしちゃった……。


「…ごめ……ん…っ」


私が誕生日のときは、楽しい誕生日にしてくれたのに……。


病気になってから、どんどんどんどん嫌な奴になっていっちゃってる。


もう……嫌だ…。


「……何が嫌だったんだよ……。俺と出掛けることか?それとも、遊園地が?」


こんな自分…大嫌い……。


何でこうなってしまったの……?


ねぇ、神様……
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