冷愛冷涙-Reiai Reirui-
「付き合ってるの……?」


付き合ってなかったら泊まらないでしょ……?


「は?そんなわけねぇだろ」


もしかしたら、二人きりじゃなくて大人数で泊まったのかもしれない。


モヤモヤした感情が渦巻く。


「…で?何で泣いてたんだよ」


いつのまにか涙は止まっていた。


「言いたくないって言ってるでしょ……?」


それに、冷だって私に言ってないことはたくさんあるじゃん……。


倖さんとのことだって、白龍のことだって。


何も教えてくれない。


「私だけ何でペラペラ自分のこと話さなきゃいけないの……?冷は何も話してくれないじゃん…」
< 173 / 672 >

この作品をシェア

pagetop