澄んだ青空

真夏の太陽と君の眼差し

「ど、どうだったの？美佳！」

登校１番に大声で私に話し掛けてきたのは夏菜。

「すっごい楽しかった！」

「よかったじゃん！」

朝のＨＲ前に、私のクラスでは夏休みの話に花を咲かせていた。

「その前に期末考査があるだろ〜」
花登が呆れた様子で登校してきた。

毎回赤点で追試受けてるやつに言われたくないと、私と夏菜は顔を見合わせて笑った。

「それにあんた、なんで普通に話し掛けてんの？」

花登はしまった！と、いう顔をして、

「わ、悪かったな。」
と、目線をそらして答えた。

『なんだよ？俺がバカだからって差別してんのか？』

夏菜はニヤニヤして答える。
『いーや？』

『くっそー絶対赤点で取らないようにしてやる！』

といっても、気合いの入っている花登のいうとおり私も夏菜も将来の夢とかもあって行きたい大学もあるのに、サボっちゃうのが高校生。はぁー。

ちゃんと頑張んなきゃなぁ…。
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