澄んだ青空
「花登、それってどんな理由?」

「流空先輩はね、他校の女と付き合ってたらしいんだけど、こっちの学校とも付き合ってる女がいて、どちらも別れたらしいぜ、色々と豪快ならしいしよー。」

二股ってこと?浮気グセが多いのかな?でも、噂だからなぁ。
「違うかもしれないじゃん!」

「それなぁー花登は変な情報がおおいからなぁ」

「いや、あいつはやめた方がいい、」

「先輩なのにいいのかよ、つか、あんた美佳のこと好きなの?」

「お、俺は、友達として心配しただけだせ?」

「ふーん。」

「心配は有難いけど、折角ラブレター貰ったし、付き合って見たい。」

「まぁ、それは……お前の自由だよ。」

そう言ってはなとはスタスタと行ってしまった。一瞬悲しい顔をしたように見えた。

「なにあいつ、へんなのー」

まぁいっか。

帰りに3年生の下駄箱に行くと流空先輩がいた。

「り、流空先輩!!手紙ありがとうございます。」

「あ、うん、こちらこそ。返事来てくれた?」

「はい!わ、私も、もっと流空先輩のこと知りたいです。」

「じゃあ、付き合ってくれるの?」

「はい!」

「やったー、これからよろしくね?」

「はい、よろしくおねがいします!」

「あ、タメでいいからー」

「はい!」

話をしながら帰ると、先輩は5月18日生まれだということが分かった。
連絡先も交換して、日曜日にデートすることになった。
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