世界できっと、キミだけが
◎世界できっと、キミだけが私のボディガード
“看護師の道に進みたい”
そう言った私に、お父さんは笑って頷いてくれた。
そして、その道はきっと厳しいし、楽な仕事ではないから覚悟はしておかないといけない。
今からしっかり勉強を頑張ってその夢に向かって頑張れと言ってくれた。
その応援をもらって、余計に私はその夢に向かって頑張ろうと思えるようになった。
学校の先生にも報告して、私の選べる道を一緒に探してくれることになった。
この1年で必死に頑張ってその道を掴みたいと思う。
「そういえば、浩太は将来決めてるの?」
「俺?俺は…、とりあえず大学いって、しっかりした就職先を見つける!」
「…それも、一つの夢だよね」
「そっか。それでいいんだよね」
私は、なんとなく納得できた。
自分がフワフワしていた時は、そんなんじゃダメだって思ってたけど。
本当に、夢なんて人それぞれなんだ。
深く考えすぎてたんだな。