ウルフの恋に溺れて。
バタンッ

部屋の扉を閉めて、ベッドに勢いよくダイブした。





…真田くんの手、すごく大きかった。


すごく大きくて、すごく温かくて、でも少し、冷たい…。





先ほどのぬくもりを確かめるように、そっと頭に手を置く。





『まぁ、無事でよかったけど。』

何度もその言葉が頭の中で繰り返し流れている。





「あぁぁぁ、もう何なのこれ…何なの…。」

よくわからない感情が、心の中で混ざり合っていた。




疲れていたせいか、その日はすぐに眠りについた。


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