現役女子高生、メイドになります!
ぎくりと身体を震わせた風様は、顔を思いっきりぶんぶんと横に振った。




「そんなわけないって!気まずかったらここになんか来ないから!」




そして、そんな自分の大げさな仕草に気づいたのか、今度はばつが悪そうに自分の頭を乱暴に掻きだした。




「……あーもう、腹立つ」




……やばい、ツボに入った。なんかこの人めっちゃかわいいかも。




「……なに笑ってんだよ」


「いえ。ごめんなさい」




すると、風様が大きなため息をついた。



「なんか俺、さっきからガキみたい。何しにここに来たんだって感じだよな」



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