現役女子高生、メイドになります!
学校に着くと、下駄箱でまどかの靴をチェックした。もう学校に来ているようだ。



当然だけど、校門に取材陣はいない。だけど、できればまどかに会う前に、他の知り合いには会いたくない。


と、思っていたところで、背後から声を掛けられる。



「おはよ」



げ、なんてタイミング。この声は祐基だ。突然後ろから声をかけられて、身体がびくんと強張ってしまった。




「お、おはよ……」



「風邪、良くなったの?」



「……うん、もう大丈夫。ありがと」





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