現役女子高生、メイドになります!
バス停では待つことなく、丁度いいタイミングでバスに乗ることができた。



「……あの、展望台に行くんですか?」



このバスの終点は、街外れにある展望台だったのだ。でもなんでまた。



「うん、あの辺りなら観光客はいても地元の人ってなかなかいないでしょ?あそこのカフェ、行ったことある?」


「な、ないです」



バスの中で海様は、てっきり二人がけの座席に座るものだと思っていたけど、前の方の一人用の座席にさっさと座ってしまった。


私もとりあえず海様の後ろの席に座る。



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