現役女子高生、メイドになります!
「あの!海様、違うんです!」


「うわっ!!」



勢いよく部屋の扉を引いてしまったせいで、扉に寄りかかっていた海様はバランスを崩して、私の足元で転がった。



「び、びっくりした。急に開けんなよ」



「ごめんなさい……」




海様は私の顔を見ると、安心したように顔がほころんだ。ゆっくり起き上がると、その場であぐらをかいた。




「もう、泣き止んでいたんだな」


「いや、最初から泣いてませんし。てか、誤解をとかなきゃって……」


「誤解?」



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