現役女子高生、メイドになります!
そこから卒業式まではあっと言う間だ。
あれから陽菜とも何度か話すことはあっても、二度と好きな人の話にはならなかった。
卒業式では、中学校の制服を着用することになっている。
男子はみんな似たような学ランだったけど、女子はセーラー服もいればブレザーの子もいる。
俺と同じ中学校に進む子はブレザーを着ていたけど、陽菜はセーラー服を着ていた。
「ねえ、ユッケ!一緒に写真撮ろうよ!」
式が終わると、陽菜は違う中学校に進む友達を捕まえては、デジカメで写真を撮っていた。
俺が返事をするより先に、すぐそこにいた友達に撮影を頼み、俺の隣でピースサインを作る。
「ユッケ、ちょっと身長伸びたよね」
「……うん、まあね」
写真を撮り終えると、陽菜はいつものように「バイバイ」と笑いながら廊下の向こうに消えていった。
……まるで、明日からも変わらず会えるかのように――
あれから陽菜とも何度か話すことはあっても、二度と好きな人の話にはならなかった。
卒業式では、中学校の制服を着用することになっている。
男子はみんな似たような学ランだったけど、女子はセーラー服もいればブレザーの子もいる。
俺と同じ中学校に進む子はブレザーを着ていたけど、陽菜はセーラー服を着ていた。
「ねえ、ユッケ!一緒に写真撮ろうよ!」
式が終わると、陽菜は違う中学校に進む友達を捕まえては、デジカメで写真を撮っていた。
俺が返事をするより先に、すぐそこにいた友達に撮影を頼み、俺の隣でピースサインを作る。
「ユッケ、ちょっと身長伸びたよね」
「……うん、まあね」
写真を撮り終えると、陽菜はいつものように「バイバイ」と笑いながら廊下の向こうに消えていった。
……まるで、明日からも変わらず会えるかのように――