現役女子高生、メイドになります!
「……私も、風様が好きです」



「え……」




過去に海様を好きになったときに、使用人という立場をわきまえなかったことを深く反省した。




実は自分の風様への気持ちに気づいた後、かなり悩んだんだ。


あんだけ反省しておきながら、また同じことを繰り返してるじゃんって。




それでも、止まんなくなってしまった。私に気を遣い、自分の気持ちをこらえる風様の姿を見るほど、どんどんと想いが募っていった。




彼に気持ちを伝えるために使用人をやめたわけじゃないけれど、気持ちのどこかではやっぱり、そういうことも考えていたと思う。





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