現役女子高生、メイドになります!
愛おしさがこみ上げてきて、諒の髪に触れた。とろんとした表情で、諒がまぶたを閉じる。
その髪を優しくなでながら、今度はゆっくりと唇を落とす。諒は俺の背中に腕を回した。
「……好きだよ、諒」
唇を重ねたまま、声にならない声でそっとささやく。反応が見たくて再び顔を離すと、諒が優しく笑っていた。つられて俺も笑顔になる。
――あ。多分、今の顔だ。この今の顔がきっと、結衣がいつか言っていた、俺の本当の笑顔なんだな、と思った。
思い切り諒を抱きしめる。彼女のことをこの先何があっても離さないと、俺は東京の狭い空に誓った。
―現役女子高生、メイドになります!―
完
その髪を優しくなでながら、今度はゆっくりと唇を落とす。諒は俺の背中に腕を回した。
「……好きだよ、諒」
唇を重ねたまま、声にならない声でそっとささやく。反応が見たくて再び顔を離すと、諒が優しく笑っていた。つられて俺も笑顔になる。
――あ。多分、今の顔だ。この今の顔がきっと、結衣がいつか言っていた、俺の本当の笑顔なんだな、と思った。
思い切り諒を抱きしめる。彼女のことをこの先何があっても離さないと、俺は東京の狭い空に誓った。
―現役女子高生、メイドになります!―
完