現役女子高生、メイドになります!
「晩ごはんも食べてるし、サンドイッチもこんだけあれば足りるよな」



「そうですね。手伝ってくれて助かりました。ありがとうございます」




「……ところでさ。俺、結衣のこと――」




え、なんで?突然なに?


なんでそんな目で私を見るの?その目はやばい。私の心の中が見られてしまったような恥ずかしさを覚える。



それなのに目を逸らすことができない。完全にその目に釘付けになってしまった。




「わ、サンドイッチじゃん。うまそー」




キッチンの入口から風様の声がした途端に、私達の間に流れていた空気がプツっと切れた。風様はサンドイッチをつかむと、そのままひょいと口に入れる。



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