ゆめ×むあ[完]
パパだと思われる人は立ち上がり、私達に笑顔を見せた。
「おっ?夢亜か?夢亜なのか?随分と久しぶりだなぁ。」
パパだと思われる人はしみじみとして目に涙を、浮かべている。
「あ、こっちが、夢亜。私がママね!」
下を向いていて悠太君の表情は分からないが、
ママは、悠太君に、私とママの紹介をしている。
「おぉ!やっぱり、夢亜なのか!
あ、ちなみに、俺がパパで、こっちが、悠太だ。」
悠太君が顔を上げて、こちらに照れ笑顔を見せた。
ん。
んん?
「「ええええぇぇぇ!!!???」」
私と悠太君は同時に叫んだ。
「チョコナッツのゆうたじゃん!!」
「いつも、僕らのライブを欠かさず、観に来てくれてる子じゃん!!!」
私達のことを認識していたのも凄いと思うが、それが、まさか
弟だったなんて…