ゆめ×むあ[完]
第六章
はい?
私が、家に入ると、
向こうで使われていたと思われる、
車に入らないような大きな荷物類が積みこまれてあった。
「すっごーい…!
パパ、びっくりだよ。」
パパ、また、なんか一人で言ってるよ、と思い、
「どーしたの?」
と言いながら見に行ってあげると、
私の机の上にあった数学の教科書を、
見ていた。
「あっ!!だめ!!!!」
そこには!落書きが!!!
私はすぐさま取り上げる。
「夢亜!
ちょっと、これはなんだ!!」
私は気まずい思いでパパを見ると、
数学が、難しすぎて、驚いただけみたいだった。
「こんなのも解いているのか!!パパ、会社の人にこんな凄い娘なんだ!って、自慢できるなぁ…。」
「ふぅ…。」
パパは、まだブツブツ言っているが、一安心で、口からため息がでる。
「おい、夢亜!
ちょっと、こっち来いよ!」
今度はゆうたが、呼んでる…。
今度は、何…。