ゆめ×むあ[完]
第七章
小林 ゆめ
「わ、わ、私のことを!?」
「他に誰がいるの?」
勇太は少し残念そうに眉を下げる。
「え、そんな悲しまないでよ…!ね、まだ誰もだめなんか言ってないし…。」
「まだ…?言ってないだけなの…?」
今度はゆうたの目が潤み始める。
「ごめんごめん!!いいよ!“夢ちゃん”ってよんでも!」
「ほんとっ!!?」
今度は目がきらきらし始める。
目も大変だなぁ…。色んな表情させられて…。
「でも、なんで、“夢ちゃん”なの?」