ゆめ×むあ[完]



「ゆーめーちゃん!だいじょーぶ?」


私は、気付くと、ゆうたに、下から顔を覗かれていた。


「あぁ…うん…。ごめんごめん…。」



「昔の頃の記憶が、突然フラッシュバックしたから…、ちょっと、びっくりしただけ…。」



「えぇー!僕の話でー?

“小林ゆめちゃん”

今じゃあ、どこに住んでるかわかんないからさ…、なにか、知ってることがあったらいって。」




私は、何かを知っているような気がしたが、


よく覚えていなかった。



「うーん。ドラマで似たようなの、見た事ある!!知ってる気がしただけかも。」



「そっか…。」


悠太が何気なく、上をみた。


「ゆ、ゆ、夢ちゃん!!?大変だぁ!!もう、夜の10時半だよぉ!」



ま、まさか、この時間には、

寝てるとか…?



「パパーー!もぅ10時だぁ!!」


ゆうたは叫んだ。





< 22 / 74 >

この作品をシェア

pagetop