ゆめ×むあ[完]
「ゆーめーちゃん!だいじょーぶ?」
私は、気付くと、ゆうたに、下から顔を覗かれていた。
「あぁ…うん…。ごめんごめん…。」
「昔の頃の記憶が、突然フラッシュバックしたから…、ちょっと、びっくりしただけ…。」
「えぇー!僕の話でー?
“小林ゆめちゃん”
今じゃあ、どこに住んでるかわかんないからさ…、なにか、知ってることがあったらいって。」
私は、何かを知っているような気がしたが、
よく覚えていなかった。
「うーん。ドラマで似たようなの、見た事ある!!知ってる気がしただけかも。」
「そっか…。」
悠太が何気なく、上をみた。
「ゆ、ゆ、夢ちゃん!!?大変だぁ!!もう、夜の10時半だよぉ!」
ま、まさか、この時間には、
寝てるとか…?
「パパーー!もぅ10時だぁ!!」
ゆうたは叫んだ。