ゆめ×むあ[完]
「は?子供のあんたらに、
キスもクソも変わんねぇだろーが!!」
ばーか。
自分の醜態さらしてやがる。
それでも、私達は、笑顔を絶やさない。
「チッ。私はね…」
「夢亜ーー!!もぉー、大丈夫?
びっくりして、
受付無視して、来ちゃったよ!
暗くなっちゃったし、何の問題もないみたいだから、帰りましょ?」
看護婦さんの言葉に重なるように、
ママたちが、やってきた。
タイミングが、随分いいこと!!
「くらい…。ムゴッ」
ママが、看護婦さんの口を、塞いだ。
そして、にっこりと笑う。
くらい…?
看護婦さん、何が言いたかったのだろうか。
私達は、
ママ達の乗ってきた車に乗った。