ゆめ×むあ[完]
「ママがクライアントって事はさ、
夢亜を事務所まで、連れてきたタクシーの運転手も、
あの、看護士さんを入れ込んだのも、
ママの仕業だよね?」
え!?
あの看護士さんも!?
「あれ、覚えてない??
看護士さん、
最後、[くらい。]って言ってたじゃん。
彼女、
クライアントの指示だ。
って、言いたかったんだよね?
「その通り。」
ママが感心したように、ゆうたを見た。
ママに、後、
もう一つ、聞きたいことがあったんだ。
「小さい頃、私とゆうたって、
本当に、仲が悪かったんだよね?」