常務の愛娘の「田中さん」を探せ!
しかし、このような会えない状況も、金曜日の夜までの我慢だ。その夜は、亜湖を朝まで放さないつもりだ。
亜湖を抱きしめたときに、もしかして、と思ってはいたのだが……
あの日、彼女の制服のブラウスのボタンを三つほど外して、胸元から谷間がちらり、と見えた際に大地は確信した。
亜湖はあんっなにあどけない顔をしているのに。あんっなに華奢な骨格で細い腰なのに。
……彼女の胸はグラビアアイドル級だったのだ。
「胸を盛るブラ」ではない。それは、経験上見破れる自信がある。
大地が今までつき合ってきたのはモデル級の女たちだったが、彼女たちは背が高くてスタイルも良いのだが、天は二物を与えずで胸が小ぶりだった。だから、「胸を盛るブラ」で重装備していた女を多々見てきた。
大地自身は、大きい小さいではなく、感度が大事だと思っていたのだが……実際に目にすると、やっぱり心が浮き立つ。
とにかく……金曜日の夜が楽しみだ。