溺甘豹変〜鬼上司は私にだけとびきり甘い〜

「あの、重くないですか?」
「気にするな」
「ということは、重いんですね。すみません」

だけどとても居心地良い。バリアで守られてるみたい。

「耐えられなくなったら我慢せずに跳ね除けてくださいね」
「お前に我慢させられるのは慣れてる」
「そ、そうですか」

……って、ん?

私そんなに九条さんに我慢させてるのかな?と、ふと思った。
仕事が遅いから?それならもうごめんなさいとしか言いようがない。スピードつけて、九条さんに認めてもらえるように頑張らなきゃ。
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