【青・中編・画】文鳥は居ましたよね!
文鳥が擬人化しました。
【オオノサトシの九官鳥やひよどりの様に】02

火音(かのん)は女盛りの♀のシナモン系アルビノ文鳥だ。

吉松(きちまつ)の家で、シナモン文鳥の金崙(こんろん)・土漫(どまん)姉妹夫婦と、籠をシェアしてる。

何故だか、火音(かのん)だけがアルビノで、吉松(きちまつ)に狂恋している。

姉妹の金崙(こんろん)・土漫(どまん)夫婦は、おっとりと仲睦まじいのに……

訳は吉松(きちまつ)が火音(かのん)に、情熱的なプロポーズを止めないからだろう。

そんな愛しげな目で
吉松(きちまつ)は火音(かのん)をいつも見ている。

コンクリの床に絨毯と壁に壁紙をはりつけた-LDKの七畳の部屋に床から三十センチの位置に鳥籠を設置する棚と鳥籠が二つある。そんな大切な場所で。
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