【青・中編・画】文鳥は居ましたよね!
32「溺愛」【三竹・尾中side】
【三竹・尾中side】01

ブリーダーさんの家の最寄駅からお宅まで、タクシー(経費)を使った。

私が三竹の体調を心配し「白文鳥様達を興奮させない」為、と強く推しきった。

疲れたソロモンによる、白文鳥様達の緊迫感は、当然心配ながら、三竹の体調が気になった。

駅と電車で二時間、汗も見せずに「ひょうひょう」としたモノだが、白文鳥様は桜文鳥様よりデリケート~と言われてたので、椅子に座ってた私でも足ガクガクなんだと大袈裟な事を言って「文鳥様ファースト」でこうなった。

ただ、ある事があった。

座席奥に座る私に、隣に座る三竹。
なのだが…
こくりと三竹の首がかたむき、私の頬に三竹が接近。

つむられた(両目)ですらイケメン(セクシー系(汗))の三竹の垂れる前髪、顔のぬくもり、そして吐息…
まただ。
疲れて、大切な仕事為、仮眠中の三竹先輩に…

三竹に男を意識してる。
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