夢色メイプルシュガー
プロローグ


歩いて、歩いて、歩き続けて、ひたすら一本道をゆく。



舗装された道の上、


きらきら煌めくまばゆい光に

ゆらゆら心は揺らめくけれど。



──光はまぼろし。



言い聞かせて、ほら、


そっと目を閉じるの。



私だけの、小さな秘密。


それは私たちみんなの、大きな平和だから。




──なのに。


あなたはどうして、こんなにも私を惑わそうとするの?



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