夢色メイプルシュガー
「「……」」
その間、ずっと無言だった私と宗谷くん。
「……か、考えよっか!」
気まずい空気に耐えられず、私はぎこちなくも言葉を発した。
「何かいい案ないかなぁ」
もう一度椅子に座って、考え始める。
私らしさ、好きなもの、ええっと……。
ぐるぐると思考を巡らせる。
じーっと黙って、ただひたすらに。
だけどやっぱり、何も浮かんでこなくて。
「どうしよう……」
頭をひねってもひねっても見つからない答えに、次第に焦ってきた。
そんな時だった。