夢色メイプルシュガー






「はぁーっ」


お風呂上がり、私は自分の部屋に行くなり、ベッドにダイブする。

楽しみだな。

思い浮かべてニヤニヤとしてしまうのは、明日のレッスン。


〈plage〉に通うのも、もう何回目になるんだろう。


初めは夢を見てるんじゃないかと思っていたそれも、不思議なことに、私の日常に変わりつつある。

早く水曜日がくればいいのに。

いつしか、そう思ってる自分がいた。



「よし」


その時ふと思い立って、拳に力を込める。


緊張するけど。

……明日、宗谷くんにこの想いを伝えよう。



考えながら目を瞑った時、コンコンとノックが鳴った。

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