夢色メイプルシュガー


「はぁ……」


……どうしよう。


頭に現れた、二つの選択肢。

このまま学校にいくか、それとも、学校を休むか。


学校に行けば、必ず彼と顔を合わせることになる。

気まずいことは、間違いない。


……だけど。



「やっぱり、無理よ」


私はどうしても、後者を選ぶ気にはなれかった。


“学校を休む”

とっても簡単なことなのに。

何で私は、そんなこともできないのかな。







「メイメイ、宗谷くんと何かあったの?」


お昼休み、希美が少し心配そうな顔をして言った。

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