夢色メイプルシュガー
「はぁ……」
……どうしよう。
頭に現れた、二つの選択肢。
このまま学校にいくか、それとも、学校を休むか。
学校に行けば、必ず彼と顔を合わせることになる。
気まずいことは、間違いない。
……だけど。
「やっぱり、無理よ」
私はどうしても、後者を選ぶ気にはなれかった。
“学校を休む”
とっても簡単なことなのに。
何で私は、そんなこともできないのかな。
*
「メイメイ、宗谷くんと何かあったの?」
お昼休み、希美が少し心配そうな顔をして言った。