どっきゅん♡LOVER


誰よりも近づきたくて。

誰よりも仲良くなりたくて。


あの頃のあたしは、自分でもびっくりしちゃうくらい積極的だった。


初めは、全然相手にしてくれなかった修平だったけど。


『あーっ、お弁当忘れたーーー!』

『うるさい、沙弥』


いつの間にか、あたしのことをそう呼んでくれるようになってた。



そして、小学校5年の時。

淡い想いは、確かな“恋”へと変わったんだ──。

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