どっきゅん♡LOVER
それからというもの、修平は冷たくなって。
あたしが熱い視線を送っても、完全無視。
うっかり名前を呼んじゃったり、少しでも話しかけようと近づこうものなら……。
ギロリ。
容赦なく睨み返されてしまうのが、お決まりのパターンになってしまった。
“なんでこうなっちゃったの〜”
現実に悲嘆しながらも。
“約束だから”
そう言い聞かせて、あたしは今までずっと我慢してきたんだ。
……だけど、ね。
やっぱりおかしい!
最近、そう思い始めてるの。
だって、よくよく考えたらめっちゃ理不尽じゃない!?
中学までは普通に喋ってたのに。
なんで急に──。
「南」
「っ?」
不意にささやくような声が聞こえ、目をぱっちり開いた。