片想いがバレたら一緒にいられないっ!
Side リセ

「おっはよー!マキちゃん!」

通学途中、偶然前を歩いてるマキちゃんを発見し
た。

「あ!リセ!おはよ♪」

「あれ?マキちゃん、何かいいことでもあった?」

マキちゃんの顔を見た瞬間、すぐに分かった。

絶対、何かあったって!

「あ、リセ、実はね.....」


マキちゃんが言いかけた、その瞬間ーー


タタタタタッ!!


ひとつの足音が、あたし達の前で止まった。


「マーキちゃんっ!おはよ!」


その声に、まさかとは思ったけど....。

ウソでしょ?!

み、三島くん!!


「あ!アキくん!おはよー!」

嬉しそうに、笑顔を向けるマキちゃん。


な、なに、この展開!!

マキちゃん、本当に友達になってる?!

あたしは全く状況が掴めないまま、

その場に立ち尽くした。
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