片想いがバレたら一緒にいられないっ!
「....あっそ。お前みたいな女に興味持たれても、全然嬉しくねーし。」

「!!!」

意外なセリフを言われて、あたしはその場に固まった。


「セイ~!そんな子に構ってないで、早く行こうよ~!」

セイくんの隣にいたキレイな女の子は、そう言いながらセイくんの腕に自分の腕を絡めた。

「ああ、そうだな。アキ!じゃあな!」

「おう。」

三島くんはセイくんに手を振ると、あたし達の方を向いた。

「なんかごめん...。嫌な思いさせちゃったよな...。」

目線を下に落として、申し訳なさそうにする三島くん。

「あと、マキちゃん...。
こないだ言ってた親友の子って...。」

三島くんはそう言うと、チラッとあたしの方を見た。

「うん…。そう。
アキくん......。どうしよう....。」


マキちゃんと三島くんが、さっきから何かを話してるみたいだけど、

あたしの耳には全く入ってこない。


だって、だって....。

さっきの...セイくんの言葉.....。

初めて話した言葉がアレって.......。

せっかく話せたのに.....。

もうやだ.....。

泣きそう.......。
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