片想いがバレたら一緒にいられないっ!
近づく距離
ー次の日の放課後
あたしは、三島くんの応援に行ったマキちゃんを探しにグラウンドへ来ていた。
マキちゃん、マキちゃんっと.....。
キョロキョロ辺りを見渡していると、
あ...........!
セイくん.......!
偶然、取り巻きの女子達に囲まれてるセイくんを見つけた。
セイくんのニッコリ笑って愛想を振りまいている姿に、あたしは何故かいたたまれない気持ちになった。
だって....。
そこにはあたしの前にいる時とは、まるで別人のセイくんがいたから。
あたしは、セイくんを見ないように目をギュッとつむった。
その時ーー
「リーセッ!」
マキちゃんが手を振りながら、こっちへ駆けてくる姿が見えた。
「あ!マキちゃん.....!」
「リセ、来てくれたんだ!」
「うん!」
マキちゃんの手には、大きなスポーツ飲料とタオル。
「あ、これ三島くんに?」
「う、うん...。
でも、なかなか渡せなくて。」
「??」
マキちゃんの言ってる意味がよく分からず、あたしは首をかしげた。
あたしは、三島くんの応援に行ったマキちゃんを探しにグラウンドへ来ていた。
マキちゃん、マキちゃんっと.....。
キョロキョロ辺りを見渡していると、
あ...........!
セイくん.......!
偶然、取り巻きの女子達に囲まれてるセイくんを見つけた。
セイくんのニッコリ笑って愛想を振りまいている姿に、あたしは何故かいたたまれない気持ちになった。
だって....。
そこにはあたしの前にいる時とは、まるで別人のセイくんがいたから。
あたしは、セイくんを見ないように目をギュッとつむった。
その時ーー
「リーセッ!」
マキちゃんが手を振りながら、こっちへ駆けてくる姿が見えた。
「あ!マキちゃん.....!」
「リセ、来てくれたんだ!」
「うん!」
マキちゃんの手には、大きなスポーツ飲料とタオル。
「あ、これ三島くんに?」
「う、うん...。
でも、なかなか渡せなくて。」
「??」
マキちゃんの言ってる意味がよく分からず、あたしは首をかしげた。