片想いがバレたら一緒にいられないっ!
ー放課後


あたしはマキちゃんと一緒にグラウンドへやってきた。

「綾瀬、いる?」

マキちゃんの声にキョロキョロとグラウンド全体を見渡してみる。

「うーん。今のところそれっぽい人はいないような........」


キャーーーーーッッ♡♡♡


突然、背後から女子達の物凄い歓声が聞こえてきた。


って......えっ....?!まさか.....!


「お!来たね来たね!
綾瀬のお出ましお出まし〜♪」

マキちゃんは見なくても分かると言わんばかりに、あたしに向かってウインクをしてきた。


ドクン ドクン.....。

ドクン ドクン.....。


どうしよう.....。

すごい緊張してきた。

すぐ後ろにセイくんがいるんだ...。
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