平凡少女と隠れ王子のいちご飴(仮)
何をどこから間違えたか考えてもキリがない


そもそも可愛くない時点で
生まれたところから道をそれていたんじゃないかと思う


パパ、ママ、ごめん
ちょっと2人のこと恨んじゃいそうだよ


―————————


「ちょっとハル!なにぼけっとしてんの」


「へ?あ、ごめんごめん」


深月の声で飛んでいた意識が呼び戻される



「いやー、私の高校生活ってつくづく地味で平凡だったなーと思って」

「そう?少なくとも私は2年生の時、ハルと出会ってからすごく楽しかったけど?」


…。


「わあああああ!!!深月ぃーーーーだいずぎだよぉぉぉ」


予想もしていなかったその言葉に思わず大好きな親友に飛びついた
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