平凡少女と隠れ王子のいちご飴(仮)
こうして残り少ない高校生活のうちの1日が終わっていく


親友2人と話しているうちにもう放課後になっていた


卒業間近の私たちは授業はなく、各自勉強や、卒業式の練習など自由な時間を過ごしている



「あ、やばい!私バイトだった!また明日ね」

深月が急いで教室から去っていく


かと思えば

「俺も元サッカー部で遊ぶからさ、じゃあなハル。気をつけて帰れよ!」

と、最後に優しい言葉をつけながらも
足早に帰る風馬



「わたしはー…何もなし」



私もバイトはしているけど今日はない

他の友達と遊ぶ約束もない

帰って録画したドラマでも見ようか


そう思っていた
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